「いい話ができた」のに、何も進まなかった
面談が終わった。
候補者とも打ち解けた。転職の背景も聞けた。求人の話もした。
「いい面談だった」と思った。
しかし翌日、何も進んでいない。次のアクションが決まっていない。応募意思も確認できていない。書類の話もしていない。
これは「いい雑談」だったかもしれないが、「いい面談」ではなかった。
面談は「ゴール」がなければ雑談になる
面談には、必ずゴールが必要だ。
ゴールとは、「この面談が終わったとき、何が決まっているべきか」だ。例えばこういうものだ。
- 転職軸を言語化して、候補者と合意する
- 紹介する求人3社への応募意思を確認する
- 書類の提出期限を今日中に決める
- 次の面談の日程を確定する
ゴールがある面談は、終わったときに「何かが前進している」。ゴールがない面談は、終わったときに「また話しましょう」で終わる。
ゴールは面談の種類によって変わる
面談のゴールは、フェーズによって異なる。
初回面談
候補者の転職軸を把握し、次のステップを確定する
- 候補者の転職軸を把握し、言語化する
- 次のアクション(求人紹介の日程)を確定する
- 書類の提出期限を決める
求人紹介面談
応募意思を確認し、サービスインの見込みを把握する
- 紹介した求人への応募意思を確認する
- 応募する求人を1社以上確定する
- サービスインの見込みを把握する
面接対策面談
当日の不安を取り除き、連絡タイミングを決める
- 想定質問への回答を候補者と一緒に仕上げる
- 面接当日の不安を取り除く
- 面接後の連絡タイミングを決める
ゴール設定は面談前の1分でできる
ゴール設定に時間はかからない。面談前に1分だけ、こう考えてみよう。
「この面談が終わったとき、何が決まっていればOKか?」
答えを1つ、頭の中に持って面談に入る。それだけで面談の密度が変わる。
ゴールを最初に伝えると、面談がスムーズになる
ゴールを持つだけでなく、面談の冒頭で候補者に伝えるとさらに効果的だ。
「今日は、〇〇さんの転職で大切にしたいことを整理して、気になる求人があれば一緒に確認できればと思っています」
こう伝えるだけで、候補者も「今日の面談で何をするか」が分かる。面談の目的が共有されると、候補者も答えやすくなる。CA(キャリアアドバイザー)も進行しやすくなる。お互いにとって、無駄のない時間になる。
今日からできること
今日のアクション
次の面談前に、この問いに答えてみよう。
「この面談が終わったとき、何が決まっていればOKか?」
答えを1つだけ決めて、面談に入る。
「いい話ができた」で終わる面談から、「何かが前進した」面談へ。その差は、たった1分のゴール設定から生まれる。