「求人票を読む」だけでは、紹介はできない
求人票がある。職種・年収レンジ・業務内容・求めるスキル。一通り読んだ。
これで「求人を理解した」と言えるだろうか。
求人票を読むことと、その求人を候補者に紹介できることは、別の話だ。
求人票は企業が「書いたもの」だ。候補者に刺さる紹介をするには、その奥にあるものを読む必要がある。
CA(キャリアアドバイザー)が見るべき3つの要素
ELEMENT 01
「なぜ今、採用しているのか」
求人が出るには、必ず理由がある。
- 事業拡大で人手が必要
- 退職者が出て欠員補充
- 新規事業の立ち上げメンバーを集めている
- 特定のスキルを持つ人材が不足している
この背景によって、企業が「急いでいるかどうか」「どんな人を本当に求めているか」が変わる。採用背景を知ることで、「誰に紹介すべきか」が見えてくる。
ELEMENT 02
「どんな人が活躍しているか」
可能であれば求人担当者に確認しておきたい。
- 今のチームの雰囲気は?
- 入社後に活躍している人の共通点は?
- 過去に早期離職した人はどんなタイプだったか?
求人票通りのスペックを持っていても活躍できない人もいれば、条件を少し外れていても即戦力になる人もいる。この情報があるだけで、候補者への紹介の言葉が変わる。
ELEMENT 03
「候補者のどの転職軸に響くか」
求人を読んだら、こう問いかけてみよう。「この求人は、どんな転職軸を持つ候補者に刺さるか?」
- 裁量を求めている人に刺さる求人か
- 安定を求めている人に刺さる求人か
- スキルアップを求めている人に刺さる求人か
求人と候補者の転職軸が一致したとき、初めて「この求人、いいかもしれない」という反応が生まれる。スペックの一致だけを見て紹介しても、候補者の心は動かない。
「紹介できる求人」を増やす読み方
求人票を読むとき、この3つを問いかけてみよう。
求人を「使える状態」にする3つの問い
- なぜ今、この求人が出ているのか?
- どんな人が活躍できる職場か?
- どんな転職軸の候補者に響くか?
この3つを意識するだけで、求人への理解の深さが変わる。そして求人への理解が深まると、紹介の言葉が変わる。
「この求人、〇〇さんの転職軸にすごく合っていると思って」
この一言が言えるかどうかで、候補者の反応は大きく変わる。
今日からできること
今日のアクション
- 手元にある求人を1つ選ぶ
- なぜ今この採用が出ているのか(背景の仮説)を考える
- どんな人が活躍できるか(スペック以外)を想像する
- どの転職軸の候補者に紹介するかを決める
求人を「読む」から「使える状態にする」へ。この一歩が、紹介の成約率を変える。