面談前に何を調べていますか?
「名前と経歴はざっと見ました」
多くのCA(キャリアアドバイザー)は、それで面談に入る。悪くはない。だが、面談前の情報収集の質が、面談の深さを決める。
準備が浅ければ、面談は表面的になる。準備が深ければ、最初の10分で信頼が生まれる。
差がつくのは、面談中ではなく面談前だ。
多くのCA(キャリアアドバイザー)が見ている情報
面談前に確認されがちな情報は、だいたいこの3つだ。
- 名前・年齢・現職
- 職務経歴の概要
- 希望条件(年収・勤務地・職種)
これは確かに重要だ。しかし、これだけでは「誰でも聞ける質問」しか生まれない。
「現職ではどんな業務を担当していますか?」「転職を考えたきっかけは何ですか?」——候補者はこういった質問に、何度も同じ答えを用意している。そこから本音は出てこない。
差がつく3つの確認ポイント
売上が安定するCA(キャリアアドバイザー)は、さらに3つを確認する。
POINT 01
転職活動の「今」を把握する
- 他社エージェントへの登録状況は?
- すでに面接を受けている企業はあるか?
- いつまでに転職したいか?
転職活動の進行度を知らずに面談すると、提案の優先順位が狂う。急いでいる人に時間のかかる求人を出しても、響かない。
POINT 02
「なぜ今なのか」を探る
- 直近で職場に何か変化があったか
- 入社年数と転職タイミングに不自然さはないか
- 登録コメントに感情的な言葉は使われていないか
「今動いている理由」の仮説を持って面談に入ると、深掘りが自然にできる。
POINT 03
現職の会社・業界を簡単に調べる
- 会社規模・業種
- 最近のニュースや動向
「御社って〇〇の会社ですよね」の一言で、候補者の警戒が解ける。「ちゃんと調べてくれた」という印象が、その後の本音につながる。
準備は「時間」より「視点」
情報収集に30分かける必要はない。5〜10分でいい。ただし、見る視点が重要だ。
- スペックを確認するのではなく、「この人はなぜ今動いているのか」を考える
- 希望条件を読むのではなく、「この条件の裏にある不安は何か」を考える
視点が変わると、同じ情報から引き出せるものが変わる。
今日からできること
今日のアクション
- 転職活動の進行度(他社・面接状況・希望時期)を確認する
- 「なぜ今なのか」の仮説を1つ立てる
- 現職の会社を1〜2分だけ調べる
面談が始まる前に、すでに差はついている。